古く、錆びてゆくことは美しい。何故だろうか。
おそらく、使われては捨てられ、産まれては消えてしまうような虚しさが
そこには感じられず、積み重ねられた時間、その間に受けた、あらゆるモノの証。
その色や感触、痕跡に、疑いの余地が無いからかもしれない。
老いることは美しい。
鮮やかな色彩だけが美しいのではない。
古く錆びてゆくものが醸し出す、
あの重く安らかな空気を私は愛している。
古く、錆びてゆくことは美しい。何故だろうか。
おそらく、使われては捨てられ、産まれては消えてしまうような虚しさが
そこには感じられず、積み重ねられた時間、その間に受けた、あらゆるモノの証。
その色や感触、痕跡に、疑いの余地が無いからかもしれない。
老いることは美しい。
鮮やかな色彩だけが美しいのではない。
古く錆びてゆくものが醸し出す、
あの重く安らかな空気を私は愛している。
Posted on 2018/05/01 02:18 by 伊藤 咲穂