works

Water pollution VI
絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
一見すると美しいブルーの画面の中には汚染された燻んだ色や濁ったセルが見えます。この作品の中には、簡単には善悪に帰結出来ない事でも、それを受け入れながらも向き合って生きていくという想いがあります。

Water pollution Ⅲ
絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
一見すると美しいブルーの画面の中には汚染された燻んだ色や濁ったセルが見えます。この作品の中には、簡単には善悪に帰結出来ない事でも、それを受け入れながらも向き合って生きていくという想いがあります。

Sound Transfer 2121
100年後の嗜好品。
道はアスファルトで固められ、落ち葉は都市にとって不要なものとなった現代。
先の未来、ついに道には落ち葉は一枚も無くなった。
2121年、落ち葉は嗜好品として楽しまれる。

Crazy direct mail Ⅰ
2020
ダイレクトメール(紙)、アクリル、澱粉糊
紙に対する恐怖心の記憶は郵便受けに、無造作に詰め込められた、溢れんばかりの大量のチラシ、DMの光景だ。それは日常にある一種の狂気にも感じる。
一方的な情報と、ポストを象徴する赤色。紙は、それだけでは用途としての意味を為さない。文字や情報が印字され初めて用途としての価値を持つ。
その情報は驚くほど短期間で生まれては消え、意味のない情報となっていく。私たちはそれらの情報をどのように処理して行くべきなのか?過去のものとして既に役目を終えた情報は、ただ意味を持たず素材として存在する。作品に使用されている DMやチラシは自身のアート活動で作られた過去の展示情報である。

Crazy direct mail IV
2020
ダイレクトメール(紙)、アクリル、澱粉糊
紙に対する恐怖心の記憶は郵便受けに、無造作に詰め込められた、溢れんばかりの大量のチラシ、DMの光景だ。それは日常にある一種の狂気にも感じる。
一方的な情報と、ポストを象徴する赤色。紙は、それだけでは用途としての意味を為さない。文字や情報が印字され初めて用途としての価値を持つ。
その情報は驚くほど短期間で生まれては消え、意味のない情報となっていく。私たちはそれらの情報をどのように処理して行くべきなのか?過去のものとして既に役目を終えた情報は、ただ意味を持たず素材として存在する。作品に使用されている DMやチラシは自身のアート活動で作られた過去の展示情報である。

Crazy direct mail III
2020
ダイレクトメール(紙)、アクリル、澱粉糊
紙に対する恐怖心の記憶は郵便受けに、無造作に詰め込められた、溢れんばかりの大量のチラシ、DMの光景だ。それは日常にある一種の狂気にも感じる。
一方的な情報と、ポストを象徴する赤色。紙は、それだけでは用途としての意味を為さない。文字や情報が印字され初めて用途としての価値を持つ。
その情報は驚くほど短期間で生まれては消え、意味のない情報となっていく。私たちはそれらの情報をどのように処理して行くべきなのか?過去のものとして既に役目を終えた情報は、ただ意味を持たず素材として存在する。作品に使用されている DMやチラシは自身のアート活動で作られた過去の展示情報である。

Dead flowers 2016 VI
2016
80.5x65cm
和紙、柿渋、膠/技法:柿渋と錆の化学反応
お墓に供えてある色とりどりの枯れていく華は、どうしてあんなにも妖艶なのか。小さい頃、お墓を見るのが怖かったのはそこに供えてある華の色気に、何か見てはいけないものを見てしまったような、な艶かしいものに思えたからだ。酸化反応の現象は、人間や生物そのものの老いや腐敗を感じさせる。色あざやかに水分を湛えている華よりも、枯れていく過程にエロティックで静かな美しさを感じる。
自身の制作過程で、草木染めの柿渋と鉄媒染からヒントを得て(柿渋の赤茶から、墨色へと変化する化学反応)、柿渋で描いた絵画を錆びさせることによってタンニンと鉄を反応させ、赤錆色と黒色による、地と図で絵を描いていくという新しい技法が生まれる。(柿渋とは平安時代から使われていたとされる天然塗料で、木、紙、布などに塗ると不溶性の強い被膜により、防水、防腐、防虫効果効果がある。)

Dead flowers / Jakuchu
伊藤若冲の版画作品、玄圃瑤華(げんぽようか)のオマージュで、自身のDead flowersシリーズから派生した作品。。若冲の作品には度々虫食いの植物や、枯れた葉などが登場するが、生命の自然なあり方として美しさを感じたに違いない。モチーフは菊。
自身の制作過程で、草木染めの柿渋と鉄媒染からヒントを得て(柿渋の赤茶から、墨色へと変化する化学反応)、柿渋で描いた絵画を錆びさせることによってタンニンと鉄を反応させ、赤錆色と黒色による、地と図で絵を描いていくという新しい技法が生まれる。(柿渋とは平安時代から使われていたとされる天然塗料で、木、紙、布などに塗ると不溶性の強い被膜により、防水、防腐、防虫効果効果がある。)

What is important in life, and not the result of life.
前作、Genomic apoptosis のゲノムシリーズより派生した作品で、ドイツの文豪ゲーテのデスマスクのオマージュ的作品。タイトルと作品裏に刻印された文字は、ゲーテの残した言葉である。(和訳/人生において重要なのは生きることであって、生きた結果ではない)
/ What is important in life, and not the result of life.
/ 2019
/ 738 × 617.5 × 40 mm
Material:楮(kozo) , iron sand , Iron powder , animal glue , 墨(sumi)

穏やかな上昇はもといた位置を忘失する Ⅱ
A gentle rise forgets the original position Ⅱ
アーティストが収集した鉄片を和紙に封じ込め、水晶や砂鉄を用いて画面構成をする。タイトルのように、和紙に封じ込まれた鉄片は徐々に錆びて、周辺の繊維を染めていく。時間と共に画面の色が変化し、侵食して育っていく。水晶や砂鉄は光に反射してキラキラと光る。
/穏やかな上昇はもといた位置を忘失する Ⅱ
/A gentle rise forgets the original position Ⅱ
/2014
/37.4 × 42.5 × 4 cm
/Material:washi,iron piece, iron sand, Crystal powder, Animal glue, canvas
![[ Part of installation 1.3 ] [ Part of installation 1.3 ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/3-a/4293375209.jpg)
[ Part of installation 1.3 ]
[ Part of installation 1.3 ]
/232 × 285 × 30
/2019
Material:楮(kozo) , iron sand , Iron powder , Copper powder , Persimmon juice , animal glue
インスタレーション作品の一部を所有し、鑑賞者が錆和紙の一片からインスタレーション空間へと記憶をを呼び戻し繋がることを目的とした作品。この一片は、2016年東京都美術館「紙神」で展示されたインスタレーション作品 [Biodegradation/生物分解]の一片。
![[ Part of installation 1.1 ] [ Part of installation 1.1 ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/1-a/905648070.jpg)
[ Part of installation 1.1 ]
[ Part of installation 1.1 ]
/232 × 285 × 30
/2019
Material:楮(kozo) , iron sand , Iron powder , Copper powder , Persimmon juice , animal glue
インスタレーション作品の一部を所有し、鑑賞者が錆和紙の一片からインスタレーション空間へと記憶をを呼び戻し繋がることを目的とした作品。この一片は、2016年東京都美術館「紙神」で展示されたインスタレーション作品 [Biodegradation/生物分解]の一片。
![[Soil Pollution Ⅱ] [Soil Pollution Ⅱ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/78eb70218c0eb441b1f6bdcb7ecce846-scaled/3251306218.jpg)
[Soil Pollution Ⅱ]
重積
微細なcellや、粒子が積み重なっていく現象が昔から好きで、地層や、メラニンの構成にともて興味がありました。
そんな感覚からずっと続けている作品[pollution]シリーズの新作です。絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
[Soil pollution Ⅱ]
時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく土壌(Soil)を描いた。画面の中には、均一性の取れた茶系統の画面の中に鮮やかで毒々しいセルが見える。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。
[Soil Pollution Ⅱ]
In Sakuho's artwork, "Overlap," she expresses the phenomenon of each cell becoming a great depth due to the overlapping of time. As a derivation of "Overlap," she creates an image of soil in this artwork to display that soil is gradually contaminated with the development of human civilization. Vivid and poisonous cells can be noticed inside the settle brownish color in this painting. They cannot be simply defined as good or bad; however, they are described as the "feeling" of a human having to accept them and keep on living as a human. And the new generation, including myself, will have to live with all the issues of the previous generation.
![[Soil pollution Ⅱ] [Soil pollution Ⅱ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/682a79e2a41a679331d55f65ce113fc6-scaled/172138346.jpg)
[Soil pollution Ⅱ]
重積
微細なcellや、粒子が積み重なっていく現象が昔から好きで、地層や、メラニンの構成にともて興味がありました。
そんな感覚からずっと続けている作品[pollution]シリーズの新作です。絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
[Soil pollution Ⅱ]
時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく土壌(Soil)を描いた。画面の中には、均一性の取れた茶系統の画面の中に鮮やかで毒々しいセルが見える。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。
[Soil Pollution Ⅱ]
In Sakuho's artwork, "Overlap," she expresses the phenomenon of each cell becoming a great depth due to the overlapping of time. As a derivation of "Overlap," she creates an image of soil in this artwork to display that soil is gradually contaminated with the development of human civilization. Vivid and poisonous cells can be noticed inside the settle brownish color in this painting. They cannot be simply defined as good or bad; however, they are described as the "feeling" of a human having to accept them and keep on living as a human. And the new generation, including myself, will have to live with all the issues of the previous generation.
![[Soil pollution Ⅰ] [Soil pollution Ⅰ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/0b75a4d3299a25b4ce7f4177766e4b20/1431126748.jpg)
[Soil pollution Ⅰ]
重積
微細なcellや、粒子が積み重なっていく現象が昔から好きで、地層や、メラニンの構成にともて興味がありました。
そんな感覚からずっと続けている作品[pollution]シリーズの新作です。絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
[Soil pollution Ⅰ]
時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく土壌(Soil)を描いた。画面の中には、均一性の取れた茶系統の画面の中に鮮やかで毒々しいセルが見える。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。
[Soil Pollution Ⅰ]
In Sakuho's artwork, "Overlap," she expresses the phenomenon of each cell becoming a great depth due to the overlapping of time. As a derivation of "Overlap," she creates an image of soil in this artwork to display that soil is gradually contaminated with the development of human civilization. Vivid and poisonous cells can be noticed inside the settle brownish color in this painting. They cannot be simply defined as good or bad; however, they are described as the "feeling" of a human having to accept them and keep on living as a human. And the new generation, including myself, will have to live with all the issues of the previous generation.
![[Soil Pollution Ⅰ] [Soil Pollution Ⅰ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/e1c73da3d4e8c548481e8519bb08b618-scaled/464612422.jpg)
[Soil Pollution Ⅰ]
重積
微細なcellや、粒子が積み重なっていく現象が昔から好きで、地層や、メラニンの構成にともて興味がありました。
そんな感覚からずっと続けている作品[pollution]シリーズの新作です。絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
[Soil pollutionⅠ]
時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく土壌(Soil)を描いた。画面の中には、均一性の取れた茶系統の画面の中に鮮やかで毒々しいセルが見える。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。
[Soil Pollution Ⅰ]
In Sakuho's artwork, "Overlap," she expresses the phenomenon of each cell becoming a great depth due to the overlapping of time. As a derivation of "Overlap," she creates an image of soil in this artwork to display that soil is gradually contaminated with the development of human civilization. Vivid and poisonous cells can be noticed inside the settle brownish color in this painting. They cannot be simply defined as good or bad; however, they are described as the "feeling" of a human having to accept them and keep on living as a human. And the new generation, including myself, will have to live with all the issues of the previous generation.
![[Soil pollution Ⅰ] [Soil pollution Ⅰ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/7f08e551f6f44db67badd7af2d2d5f5b-scaled/3355682819.jpg)
[Soil pollution Ⅰ]
重積
微細なcellや、粒子が積み重なっていく現象が昔から好きで、地層や、メラニンの構成にともて興味がありました。
そんな感覚からずっと続けている作品[pollution]シリーズの新作です。絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
[Soil pollutionⅠ]
時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく土壌(Soil)を描いた。画面の中には、均一性の取れた茶系統の画面の中に鮮やかで毒々しいセルが見える。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。
[Soil Pollution Ⅰ]
In Sakuho's artwork, "Overlap," she expresses the phenomenon of each cell becoming a great depth due to the overlapping of time. As a derivation of "Overlap," she creates an image of soil in this artwork to display that soil is gradually contaminated with the development of human civilization. Vivid and poisonous cells can be noticed inside the settle brownish color in this painting. They cannot be simply defined as good or bad; however, they are described as the "feeling" of a human having to accept them and keep on living as a human. And the new generation, including myself, will have to live with all the issues of the previous generation.
![[Uterus Pollution Ⅱ] [Uterus Pollution Ⅱ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/aa2bd23d948ff748be6c3890023e9b9b-scaled/966016620.jpg)
[Uterus Pollution Ⅱ]
重積
微細なcellや、粒子が積み重なっていく現象が昔から好きで、地層や、メラニンの構成にともて興味がありました。
そんな感覚からずっと続けている作品[pollution]シリーズの新作です。絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
[Uterus Pollution Ⅱ]
時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく身体の細胞、女性の子宮(Uterus)を表現した。私たちはあらゆる物質を取り込み、次の世代へと受け継いでいく。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。
[Uterus Pollution Ⅱ]
In Sakuho's artwork, "Overlap," she expresses the phenomenon of each cell becoming a great depth due to the overlapping of time. As a derivation of "Overlap," she creates an image of a uterus in this artwork to display that a human is gradually contaminated with the development of human civilization. A human takes in every substance and passes it on to the next generation. This aspect cannot be merely defined as good or bad; however, this event is described as the "feeling" of a human having to accept it and keep on living as a human. And the new generation, including myself, will have to live with all the issues of the previous generation.
![[Uterus Pollution Ⅱ] [Uterus Pollution Ⅱ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/89e782de6f60fe57b7f57705d92d40ae-scaled/1443874334.jpg)
[Uterus Pollution Ⅱ]
重積
微細なcellや、粒子が積み重なっていく現象が昔から好きで、地層や、メラニンの構成にともて興味がありました。
そんな感覚からずっと続けている作品[pollution]シリーズの新作です。絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
[Uterus Pollution Ⅱ]
時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく身体の細胞、女性の子宮(Uterus)を表現した。私たちはあらゆる物質を取り込み、次の世代へと受け継いでいく。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。
[Uterus Pollution Ⅱ]
In Sakuho's artwork, "Overlap," she expresses the phenomenon of each cell becoming a great depth due to the overlapping of time. As a derivation of "Overlap," she creates an image of a uterus in this artwork to display that a human is gradually contaminated with the development of human civilization. A human takes in every substance and passes it on to the next generation. This aspect cannot be merely defined as good or bad; however, this event is described as the "feeling" of a human having to accept it and keep on living as a human. And the new generation, including myself, will have to live with all the issues of the previous generation.
![[Uterus Pollution Ⅱ] [Uterus Pollution Ⅱ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/b1e73828894f7177bc110c342543fdcc-scaled/4032808381.jpg)
[Uterus Pollution Ⅱ]
重積
微細なcellや、粒子が積み重なっていく現象が昔から好きで、地層や、メラニンの構成にともて興味がありました。
そんな感覚からずっと続けている作品[pollution]シリーズの新作です。絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
[Uterus Pollution Ⅱ]
時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく身体の細胞、女性の子宮(Uterus)を表現した。私たちはあらゆる物質を取り込み、次の世代へと受け継いでいく。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。
[Uterus Pollution Ⅱ]
In Sakuho's artwork, "Overlap," she expresses the phenomenon of each cell becoming a great depth due to the overlapping of time. As a derivation of "Overlap," she creates an image of a uterus in this artwork to display that a human is gradually contaminated with the development of human civilization. A human takes in every substance and passes it on to the next generation. This aspect cannot be merely defined as good or bad; however, this event is described as the "feeling" of a human having to accept it and keep on living as a human. And the new generation, including myself, will have to live with all the issues of the previous generation.
![[Uterus Pollution Ⅰ] [Uterus Pollution Ⅰ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/a891c72030a8af5131d58e8a7755cf2d-scaled/2535359488.jpg)
[Uterus Pollution Ⅰ]
重積
微細なcellや、粒子が積み重なっていく現象が昔から好きで、地層や、メラニンの構成にともて興味がありました。
そんな感覚からずっと続けている作品[pollution]シリーズの新作です。絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
[Uterus pollution Ⅰ]
時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく身体の細胞、女性の子宮(Uterus)を表現した。私たちはあらゆる物質を取り込み、次の世代へと受け継いでいく。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。
[Uterus Pollution Ⅰ]
In Sakuho's artwork, "Overlap," she expresses the phenomenon of each cell becoming a great depth due to the overlapping of time. As a derivation of "Overlap," she creates an image of a uterus in this artwork to display that a human is gradually contaminated with the development of human civilization. A human takes in every substance and passes it on to the next generation. This aspect cannot be merely defined as good or bad; however, this event is described as the "feeling" of a human having to accept it and keep on living as a human. And the new generation, including myself, will have to live with all the issues of the previous generation.
![[Uterus pollution Ⅰ] [Uterus pollution Ⅰ]](https://sabiwashi.jp/wp/wp-content/uploads/cache/2017/07/3a337d19712f94128afc3dc017f5678c/2408221352.jpg)
[Uterus pollution Ⅰ]
重積
微細なcellや、粒子が積み重なっていく現象が昔から好きで、地層や、メラニンの構成にともて興味がありました。
そんな感覚からずっと続けている作品[pollution]シリーズの新作です。絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
[Uterus pollution Ⅰ]
時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく身体の細胞、女性の子宮(Uterus)を表現した。私たちはあらゆる物質を取り込み、次の世代へと受け継いでいく。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。
[Uterus Pollution Ⅰ]
In Sakuho's artwork, "Overlap," she expresses the phenomenon of each cell becoming a great depth due to the overlapping of time. As a derivation of "Overlap," she creates an image of a uterus in this artwork to display that a human is gradually contaminated with the development of human civilization. A human takes in every substance and passes it on to the next generation. This aspect cannot be merely defined as good or bad; however, this event is described as the "feeling" of a human having to accept it and keep on living as a human. And the new generation, including myself, will have to live with all the issues of the previous generation.

Genomic apoptosis
私たち人間はなぜ死ななければならないのか?
死とは一体何をもたらすのか?
そして死んでしまった細胞はその死後一体何をもたらすのか?
塩基配列文字のAGCTを墨を使って錆和紙(錆びている紙)にタイプし、そして永遠の眠りについている人間があらわになる。作品はプログラム化された死である、アポトーシス(ギリシャ語で言うと葉が落ちるということ)、つまり生命のライフサイクルにおいて自然の成長と発達の一部として優位性をもたらすために起きるという現象を表現している。
Why do we, humans, have to die?
What does death indeed bring us?
And how does the information of the dead cells stay in this world after death?
On my new works, I type base sequence, AGTC, on Sabi washi (rust paper) with Indian ink, and then the person who is in eternal sleep appears. It indicates a form of programmed cell death, apoptosis (translates to the “falling off” of leaves from a tree in Greek), which happens to confer advantages during an organism’s lifecycle as part of its natural growth and development.

In Praise of Shadows Ⅰ 雨季
谷崎潤一郎の著書「陰翳礼讃」からインスピレーションを得て、作家が当時アトリエとして使用していた阿佐ヶ谷の築100年の一軒家に住んだ際の窓辺の記憶に由来した作品。また、作家自身が過去に建築学科に所属しており日本家屋の窓辺や格子に非常に感化された体験から、平面的な現代の建築様式に絵画としてノスタルジックに窓辺を取り入れられないかを試みたもの。
自身の制作過程で、草木染めの柿渋と鉄媒染からヒントを得て(柿渋の赤茶から、墨色へと変化する化学反応)、柿渋で描いた絵画を錆びさせることによってタンニンと鉄を反応させ、赤錆色と黒色による、地と図で絵を描いていくという新しい技法が生まれる。(柿渋とは平安時代から使われていたとされる天然塗料で、木、紙、布などに塗ると不溶性の強い被膜により、防水、防腐、防虫効果効果がある。)
In Praise of Shadows I 雨季 はこちらで購入いただけます。

錆響
古く、錆びてゆくことは美しい。何故だろうか。
おそらく、使われては捨てられ、産まれては消えてしまうような虚しさが
そこには感じられず、積み重ねられた時間、その間に受けた、あらゆるモノの証。
その色や感触、痕跡に、疑いの余地が無いからかもしれない。
老いることは美しい。特に人間は。
鮮やかな色彩だけが美しいのではない。
古く錆びてゆくものが醸し出す、
あの重く安らかな空気を私は愛している。

Sabi Washi Lamp
Milano salone Satellite 2015
Exhibited works
/Sabi Washi Lamp
/Collaboration with Daijiro Saito

Sabi Washi Lamp
Milano salone Satellite 2015
Exhibited works
/Sabi Washi Lamp
/Collaboration with Daijiro Saito

Water pollution I 2017
2017
100×27.5×1.7cm
アクリル、和紙
This is the [Pollution] series, that continues from that feeling. I paint overlap several times over and over again.
Polluted pixels can be noticed inside the beautiful blue color in this painting.
We simply cannot be defined it as good or bad. However, we are having to accept them and keep face on living with all the issues.
絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
一見すると美しいブルーの画面の中には汚染された燻んだ色や濁ったセルが見えます。この作品の中には、簡単には善悪に帰結出来ない事でも、それを受け入れながらも向き合って生きていくという想いがあります。

時神 tokikami
2017
楮, 鉄, 銅, 膠, 和紙, 澱粉糊等, 柿渋, 虎目石, 土台(木, 柿渋)
神様とは何か
私は幼少の時から、よく何かわからないものと話していたように思う。
それが、頭の不具合によって引き起こされていたのか、寂しさや不安を紛らわすためにあったのかわからないけれど、そのことが今でも自分自身の内側の静けさを保つ大きな力となっていると思う。
「神様」という概念があるが、私は今もこれからも宗教を持つことはない。
キリスト教、イスラム教、仏教、世界には様々な信仰があり、それに伴う歴史がある。
私は宗教を持たないけれど、人間の祈る姿は美しいと感じる。
ただ、アニミズムの完成は、とても自分の信頼しているものに近い。
人の気が集まる場や、自然の中に息を潜めて生きている何か美しい存在がいる。
目には見えないところで、世界を形づくり、バランスをとる存在が。
私は、その者たちを頑なに信じている。
何故、人間はこうして産まれ生き、死を迎えるのか、小さい頃教えられたように思う。
人間は徳を積み、内側の水をきれいにして還っていくために生きていると。
だから、その主軸となるように、美しいところを見失わないように神様なるものがいるという。
だからこそ、本当は人の内の深いところに、神様のようなものが共に生きているのだと思う。
時神は、人の気が集まる古い森や、建物に住む精霊です。
第二の自然と定義した、人が自然の恵みと共に生きていけたら、この者たちはより生きやすくなるだろう。

Dead flowers 曼珠沙華
2016
41x32x2cm
Material: Washi, Persimmon juice, animal glue
彼岸の頃に咲く彼岸花は別名を「曼珠沙華」という。「曼珠沙華まんじゅしゃげ」とは、サンスクリット語で天界に咲く花という意味で、めでたい出来事の兆しに赤い花が天から降ってくるという仏教の経典からきている。

土へ還る
2014
私たちが、土や花や木や、動物を愛しいと想うのは、
いつか自分も土へ還り、それらの一部になることを知っているからだ。
老いること、錆びることは美しい。
いつか土へと還るための現象。
その痕跡は、静かに、安らかに、常に生と寄り添っている。

黙
現代人は喋り過ぎてはいないか。
心と脳が乖離していやしないか。
黙ること、それは閉ざすことではなく
内に開けるということ。
礼拝堂という建築空間を媒体とし、その開口部に設けたカーテンのあり方を探る。日本人はたとえ、死後に入るお墓があったとしても、普段の私生活ではほとんど意識されることはなく、特定の宗教を持たない無宗教に近い人が多くいる。また、様々な宗教を受け入れ、独自の行事を生み出してきたが、それを信仰と言うにはあまりにも虚仮である。人間の「祈る」という行為の場において、必ずと言っていいほど「光」の存在は人々にとって強い意味を持ってきた。
「光と闇」より
光がなければ建築に空間は生まれない。
だから空間の成立にとって光の存在は根源的な問題である。
そしてその光は、ただ存在するだけのものではなかった。
光の存在のあり方には、常に社会的な意味合いが付与されてきたといってよいだろう。
それは宗教的であったり政治的であったり思想的であったりするものであり、
その背景にはさらに、それぞれの時代の技術革新さえも見えてくる。
言い換えれば光は建築と社会を繋ぐ媒体であるといえるだろう。
星空を見上げる
静寂に包まれた闇のなかで星空を見たことがあるだろうか。時代は進み、夜になっても街から明かりが消えることはなくなってしまった。都会では殆ど数えるほどしか星を見ることが出来ない。しかし人間は古代から夜空を見上げては祈り、夢を見ては学問を築いてきたのである。そして、この巨大に広がる星空の下で自らの存在の小ささを知っただろう。無限大に広がる宇宙の夜空に魅る光は、人の精神をあるべき姿へと戻していくのではないか。すべての宗教を超え、人種を超え、その空間に佇んだ人が日常の騒がしさから切り離され、心を静かに瞑想したり、沈黙、黙祷できる場を提案する。
意識的に動いていた内面の状態を無意識の領域へ。